思いやりを持って 3
私たち夫婦が今、邦楽を教えていただいている師匠は90歳をこえておられるのですが、いまだに弟子を教え、舞台にも立ち、歯もところどころ抜けてはいるものの、自分の歯で何でも食べる、おけいこはきびしいが人情にあつい、というきびしくてあたたかい人です。
小唄を習いに行くのか、美しくたくましく老いる生き方をおそわりにゆくのか自分でもわからないくらいです。
戦争や不幸の原因は人口過剰にある、と、マルサスもいっています。
またマルクスは人口抑制のために出生率をへらすことを説きましたが、19世紀は出生率は変わらず、死亡率が35%から25%に減少しました。
高齢者がふえ、弱者と共に自立してゆけるような社会にするために、思いやりのある人間に子供を育て、世の中の流れを少しゆっくりさせたいと願わずにはいられません。